黄斑円孔とは
物を見る重要な場所である黄斑に、穴があく病気
物を見る重要な場所である黄斑に、穴があく病気です。
原因として、硝子体が網膜を引っ張て起こることで自然に起こる場合がほとんどです。その他、外傷などで目をぶつけたりしても起こります。
自然に起こる場合では高齢者と、若い方でも強い近視の方に多く見られます。
けがでは若い方がほとんどです。
主な症状
ー 見づらい
ー 物の大きさが左右で違ってみえる
ー 物が歪んでみえる
などの症状を訴えます。
日常生活での見え方の違い
歪んでみえる場合の見え方
▼正常な見え方
▼黄斑円孔の見え方
治療について
基本的には手術しかない。穴が空いた期間が長くなると手術後の回復が悪くなるので、緊急性はそれなりに高い手術。
治療ですが、基本的には手術しかありません。
けがによるものでは自然に治る場合もあります。
手術のタイミングですが、視力低下した場合であり、ほとんどの方が該当します。
穴が空いた期間が長くなると手術後の回復が悪くなるので、緊急性はそれなりに高い手術になります。
硝子体手術という方法で行い、白内障があれば同時に行います。(局所麻酔で行います)
手術終了時に目の中に空気、または特殊なガスをいれる必要があり、手術して数日は頭位制限が必要となります。頭位制限とは、しばらく仰臥位、すなわちあおむけになれない、などです。
最近はいろいろな手術手技が開発され、円孔の閉鎖率は90%以上に高まってきました。日帰り手術になりますが、ご心配な方は近隣の病院に入院していただくことも可能です。
最後に、手術というのは、人生の一大イベントだと思います。
今まで病気と無縁で、手術など考えたことがなかった方でも、加齢に伴いでてくるものですので、いつかその時は訪れます。
患者様の今後の人生に大きな影響を与える手術をいかに安全に、目や身体に負担なく、合併症なく施行するために、顕微鏡、手術機械、手術デバイス、そして手術技術そのもの、全てにおいて惜しみなく投資しております。
どこで手術を受けるか。非常に重要です。手術をご決断なさった方はぜひご相談ください。
院長よりメッセージ
(おうはんえんこう)